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6月27日開催の「令和8年度総会記念講演(定例会)」報告を掲載しました。

「なぜ、あの社長には言葉が響かないのか?〜才能タイプ別の対話戦略〜」

組織開発コンサルタントの中川麻里氏による貴重な講演を拝聴する機会を得たので、その概要を報告したい。

中川氏は、ご自身が経験された数多くの転職やキャリア上の葛藤を乗り越え、現在は「ウェルスダイナミクス」というプロファイリングシステムを活用した「才能を生かす組織開発」を通じて、中小企業の成長支援に取り組まれている。

本講演では、私たちコンサルタントが日々直面する「同じように丁寧な提案をしているにもかかわらず、なぜ社長によって反応が異なるのか」という問いを切り口に、他者とのコミュニケーションの本質について考える機会をいただいた。

社長ごとの反応の違いは、提案内容そのものだけでなく、それぞれが持つ価値観や納得のポイント、すなわち「特性」の違いに起因するという。講演では、人の特性を4つのタイプに分類し、それぞれの特性に応じて対話の切り口や伝え方を変えることの重要性が紹介された。自らの強みを一方的に押し付けたり、自分自身を無理に変えたりするのではなく、「自分の言葉を相手が受け取りやすい形に変換する」という考え方は、多くの参加者にとって大きな気づきとなった。

また、中川氏がたどり着いた結論の一つが、多様な価値観に対する「理解と受容」である。コンサルタント自身が自らの特性や盲点を深く理解し、異なる特性を持つ相手を尊重することは、単なるコミュニケーション技術を超え、クライアントに真に寄り添う支援につながることを学んだ。

価値観の多様化が進み、相互理解の重要性がますます高まる現代において、他者との関わり方を改めて見つめ直すとともに、コンサルタントとしての自身の在り方を再考する大変有意義な機会となった。

(文責:伊窪拓真)

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